子育てをしていると、よく考えさせられる…というか壁にブチ当たるのが、”叱る”と”怒る”について。
もちろん、褒めて育てるのが大切というのは承知しておりますが、叱らなければならない時も多々ありますよね。
ちなみに、褒める時に意識したいのは次の2点。
◆誠実な気持ちで褒める
形式的に褒められているのか、本気で褒められているのかは、子供にも分かります。
心からの褒め言葉でなければ、子どもにとって(そして親にとっても) ほとんど役に立たちません。
◆人格より行為や事実を褒める
具体的な行動について褒められると、「何を褒められているか」が子どもに伝わりやすくなります。
特定の行為を褒めると、子どもはその行為をもっとしようと思うものです。
褒め言葉はその対象となる行為を強化する働きを持っていることも覚えておきましょう。
閑話休題
さて、叱るときに意識しがちなのが、怒ってはいけないということ。
叱ると怒るの違いについて、以下のような言葉をよく耳にします。
「叱るのは相手のため、怒るのは自分のため。」
簡潔で非常に分かりやすいですよね。
その他にも、
叱る:理性的に・未来を見据えて・相手に伝わるように・相手に反省させる
怒る:感情的に・過去に焦点をあてて・自分の言いたいように・相手を傷つける
という区別の仕方も目にすることがあります。
ただ、理性的になっていられない時もあるんです。
特に危険な時!
車の前へ飛び出しそうになる・川へ落ちそうになる・アイロンに触りそうになる・刃物でケガしそうになる 等々
こんな時は心配のあまり、子供を思うがあまり、感情的になってしまうでしょう。
そう、叱ってる場合じゃないんです。
怒っていい時だってあるんです。
でも、暴力は…。
やっぱり基本的にダメです!
暴力ではなく体罰ならというご意見もあるでしょう。
ただ、暴力と体罰は別物ではなく、暴力の中に体罰が含まれると考えます。
体罰はないにこしたことはありません。
まとめると
怒るより叱る方がよい。
ただ、時には怒ることがあっても仕方ない。
でも、体罰(=暴力)はいけない。
ということです。
最後に、効果的に「叱る」ために重要なことを3つ紹介しましょう。
◆すぐ叱る
あとになって「さっきは・・・」と叱るのでは効果が薄い。
◆短く叱る
ダラダラとしたお説教は意味がない。
簡潔に、理解しやすい言葉で。
◆みんなの前で叱らない。
子供にもプライドはある。
叱られることよりも自尊心を傷つけられることで泣いてしまい、親の言葉が耳に入らないケースも少なくない。
※前述の”すぐ叱る”と相反する面もありますが、上手くバランスをとりましょう。
分かってはいるけど上手くできないという場合は、第三者の手を借りましょう。
私もコーチの一人として、子育て中の親として、お子様の教育を応援させていただきます。
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