脳にとってのいい刺激とリラックス方法②

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新型コロナウイルスの影響で、「朝起きることができない」という方が増えているそうです。

通勤するという外からの強制力がなくなってしまい、起床するリズムを作ること全てを自分に委ねられてしまったのが原因のようです。

これまでは、「朝起きて会社に行かなくてはならない」という強制力があることで、明け方に向けて血圧は緩やかに上がっていました。

予定があるときに、必要以上に早く起きてしまったりするのは、外からの刺激によって準備態勢が作られているからです。

この外からの強制力で起きようという発想自体を変える必要があります。

24時間は自分でマネジメントするもので、睡眠や活動のリズムは自分自身で作っていくものです。

 

脳には、朝起きてハイパフォーマンスになり、昼過ぎにローパフォーマンスになり、夕方にまたハイパフォーマンスになり、夜にローパフォーマンスになるというように、二山あります。

起床4時間後は一番脳波活動が活発な時間ですが、そこで重要な作業ができるようにするには、起床時間を自分でコントロールしていかなければいけません。

脳は、起床時間がそろわないと就寝時間が揃わない仕組みなので、就寝時間にはあまりこだわらず、休日と平日の起床時間をなるべく一致させてみましょう。

それができると、前後評価で生産性が約10パーセント上がったという人もいるようです。

脳にとって、起床時間をそろえるのは非常に重要なことだということが、まだよく知られていないのですね。

 

早起きをしないと早寝はできないのに、「早寝早起きがいい」と習ってきたので、生活リズムを整えるために、就寝時間をそろえようと思ってしまいます。

でも、就寝時間をそろえようとしても、眠気が来なければそろうわけがありませんよね。

科学的根拠もなしに、「早く寝て睡眠を取ることが大事」という道徳観を教わってきましたが、睡眠時間を操ることは習ってきませんでした。

脳にとって重要なのは、「早起き早寝」なんです。

 

起床時間が3時間以上ずれると、メンタルに不調をきたしてきます。

そのため、起床時間を3時間差以内にすることが、メンタルヘルスの最初の目標になることが多いです。

脳に限らず、なんとなく心が疲れていると感じる人は、まず起床時間をそろえることから実践してみましょう。

 

とにかく早寝をすればいいという先入観や、長年の習慣を見直して、実験してみる。

もし、それが自分に合うものであれば、新しい習慣として採用してみてはいかがでしょうか。

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