嫌な相手をどうとらえる?

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先日の日本シリーズで優勝したSoftBankホークスを率いる工藤公康監督は、2014年の監督就任会見の中で「やっぱり、王会長にお電話を頂いて『やってほしい』と言っていただいたことが、僕の一番です。」と監督就任への決断のきっかけを明かしていました。

 

また、今年のドラフトの目玉と呼ばれた清宮幸太郎選手も、会見で理想の選手像を問われた際に「やはり早実の先輩である王貞治さん。お会いしたり、昔のプレーを見たりして、ずっと憧れを持っている。」と述べています。

 

このように現役を過ぎてもなお多くの監督・選手から尊敬を集める王貞治氏。

王貞治氏は、ご存知の通り現役時代に本塁打通算868本という記録を成し遂げた偉大なバッターです。

これは2位のバリーボンズ氏(通算762本)に100本以上の差をつけ、未だに破られていない世界記録です。

 

その記録を成し遂げた勝負の極意として、相手投手を次のようにとらえていたと言います。

「ホームランを打つためのパートナー」

 

普通は相手の投手を「ホームランを打つのに立ち塞がる敵」と思うのではないでしょうか?

しかし、王貞治氏は相手の投手を「ホームランを打つためのパートナー」ととらえていたと言います。

この思考こそ勝負を制する人の極意なのかもしれません。

 

これを私たち一般人に置き換えてみるとどうでしょう。

普段の生活も、商談や交渉事など勝負事の連続なのではないでしょうか?

場合によっては、反抗期のお子様も…。

 

相手方はときに扱いづらく、ときに敵対的な態度をとることもあります。
ですが、そんなときこそ思考を変えるべきなのかもしれません。

商談・交渉相手あるいはお子様を、あなたの最高のパートナーに変えるためには「双方の利益になる解決策を見出す方法」や「相手を敵に回さないような配慮」も非常に重要な知識や技術となります。

 

お子様の反抗的な態度に接した時こそ、そのような知識や技術を身につけさせてくれる機会と考えてみてはいかがでしょうか?

親として社会人として、あなたを一回り大きな人間にしてくれるチャンスかもしれませんよ。

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