勇気については前回までの2回で完結する予定でしたが、驚くべき出来事がありましたので、急遽追加いたします。
前回記事をアップした7月5日(昨日)、私はまたも中距離バスを利用しました。
通勤(退勤)ラッシュの時間帯でバスはそれなりに混んでおり、私は乗務員に指定された席に座りました。
隣には、私が乗り込んできた際に座席に置いてあったバッグを退かすよう乗務員から注意されていた若い男性が座っています。
私が乗り込んだことで荷物について言われるは、隣に座られるはで嫌な気持ちになって、変な言いがかりをつけられたくないなと思っていました。
が、その青年はしばらくすると眠ってしまいました。
そろそろ“長距離バス駅”に到着するという時、突然その青年が声を掛けてきます。
青年「アニキ、バス北駅は過ぎましたか?」
※中国で見知らぬ目上の男性に「アニキ」とう呼びかけるのは珍しくありません、礼儀正しいとは言えませんが(笑)。
私「バス北駅? 電車北駅じゃなくてバス北駅か? もう過ぎちゃったよ。 もうすぐ長距離バス駅だよ。」
青年「そうですか、寝過ごしちゃった! 長距離バス駅からバス北駅へは行けますか?」
私「行けるよ。 路線バスで40分くらいかな。」
青年「19:15のバスに乗れるかなぁ。」
その時点で18:20、長距離バス駅までの到着時間と乗り換えを考えると微妙な時間です。
私「19:15までにバス北駅に着けばいいのか? 19:15にバス北駅を出発する便に乗るのか?」
青年「19:15出発です。」
私「とにかく、次に停まる長距離バス駅で降りることだね。」
青年「長距離バス駅ってよく分からないんですけど、アニキもそこで降りますか?」
私「ああ、降りるよ。」
それから長距離バス駅へ着くまでの間、二人はバス北駅まで行く最善の方法をそれぞれ調べます。
調べながら私は考えていました。
おそらく彼は高校を卒業したばかり、夏休みでどこかへ行くのでしょう。
それにしても、こんなことってあるのかな(笑)。
天が汚名返上のチャンスをくれたのか?
はたまた今度はどうするのか試されているのか?
すでに会話をしているので、前回よりは助けてあげやすい状況です。
そうこうしているうちに、長距離バス駅へ着きました。
時刻は18:30、路線バスの停留所まで移動してバスを待っていると、19:15発の便には乗れそうにありません。
私「かなりヤバイな。 これでバス北駅までタクシーで行きなさい!」
私は財布からバス北駅までのタクシー代を取り出し、青年に差し出します。
いきなりお金を出された彼は戸惑っていましたが、「これでタクシーに乗れ」と言ってもう一度突きつけると「ありがとうございます」と受け取りました。
私はそのまま路線バスの停留所へ向かって歩き出します。
私「気をつけてな!」
青年「ありがとう!」
お互いに手を振って別れました。
別れてからも私は考えます。
これが最善の方法だったんだろうか?
お金まで渡す必要はなかったんじゃないか?
タクシーに乗るまで一緒に待っていてあげた方がよかったんじゃないか?
バス北駅に行かせるのではなく、長距離バス駅から目的地へ直接行ける方法を探すべきだったんじゃないか?
何が正解なのか分かりません。
でも、後悔はしていません。
もっと状況把握して的確に判断すべきだったと反省はしています。
やっぱり
行動しないで後悔するよりも、行動して反省する方がマシ!!
ですよね?
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