2月も中旬になり、様々な受験結果が出ていることでしょう。

 

受験産業に携わっていた私がこの時期に想うのは、残念ながら最高の結果を得られなかったお子様達のことです。

それぞれのお子様によって結果の受け取り方は異なるでしょうが、今回合格を得られなかったからといって未来を悲観しないで欲しいと思います。

もしも、今回の結果を悔やんでいるのであれば…、あの時こうすれば良かったと言っているのであれば…、

「過去は変えられる」

と伝えてあげてください。

 

「過去が変えられるってどういうことですか?」

「過去が変えられるわけないでしょう?」

 

そうですね、ドラえもんもいないし、デロリアン(※1)もないし、いわゆる”過去”を変えることはできません。

私が言いたいのは、過去の事実を変えることはできなくても、過去の認識を変えることはできる、ということです。

 

それは一体どういうことでしょうか?

私の経験を聞いてください。

 

私は大学受験で第一志望から第三志望まで不合格でした。

第四志望には合格したものの、進学したのは第五志望の大学です。

でも、過去に戻って上位志望校へ進学したいとは思いません。

(ボンヤリと「あの大学に受かっていたらどうなっていたかなぁ」と考えたことはありますし、不合格はシャクにさわるので合格した上で入学辞退してやりたいとは思いますが/笑)

 

なぜなら、進学した大学で素晴らしい仲間と貴重な経験を得ることができたからです。

第一志望から第四志望の大学へ進学しなかったことより、第五志望の大学で良かったことを考えているからです。

 

もちろん別の大学へ進学しても良い仲間とめぐりあい、様々な経験をすることはできたでしょう。

しかし、あの素晴らしい仲間と貴重な経験は、進学した大学だからこそ得られたものです。

 

それは結果論という方もいるはずです。

ただ、私が進学してからも不合格という事実に囚(とら)われていたら、あの仲間と経験を得ることはできたでしょうか?

 

私が過去に囚われなくて済んだのは、大学の先に就職という未来を考えることができたからです。

大学が人生の最終目的地でないと気づくことができたからです。

私は第五志望の大学へ進学を決めた時点で、過去ではなく未来へ目を向けました。

その当時に目を向けた未来は掴めませんでしたが、大学生活は充実したものとなりました。

 

不合格という事実は変えられませんでしたが、不合格をマイナスではなくプラス(少なくともフラット)として認識した結果です。

 

人生経験の浅いお子様にとって、今は目の前の進学だけが全てかもしれません。

だからこそ、人生の先輩であり経験の豊富な親御さんが未来の存在を気づかせてあげてください。

未来に向けて新たな目標を設定する手伝いをしてあげてください。

今すぐに過去の認識を変えることはできなくても、その目標に向けて行動することができれば、間違いなく過去の認識は変わります。

 

ドラえもんがいない世では、タイムマシンやもしもボックスで過去の事実を変えることはできません。

ただし、新たな目標という未来に向けて行動することで、過去の認識をいくらでも変えられるのです。

 

※1:映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でタイムマシンとなる車の名前

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る