習慣
前回の記事はイチロー選手が高校時代に継続していた習慣についてでした。
今回も世界を席巻したある選手の習慣を紹介します。
その選手とは
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マイケル・フェルプス。
2008年の北京オリンピックでは出場した8種目すべてで金メダルを獲得した水泳選手です。
彼は4度のオリンピックで、金23・銀3・銅2という素晴らしい成績をおさめてます。(オリンピック出場は5度)
もっとも得意な200mバタフライでは、2001年3月に男子競泳史上最年少で15歳9ヶ月で世界記録を更新してから現在まで一度も保持者の座を明け渡さず7度の世界記録を更新。
なぜ彼はこんな並外れた記録を出せたのでしょうか?
しかも一度ではなく継続して成績を出し続けることができたのでしょうか?
それは「習慣」です。
フェルプスは試合の前に、いつも決まった行動を繰り返しました。
決まった時間に起き、決まった音楽を聞き、決まった順番で準備運動をする。
コーチのボブ・ボウマンは、フェルプスと一緒にこの習慣をつくりあげ、動作だけでなく、寝る前や朝起きたときに何を考えるかということも習慣化しました。
これはビジュアライゼーションというメンタルトレーニングの一種です。
飛込み台に立ったときからブッチギリの1位で水面に顔を出すまで、あらゆる瞬間のあらゆる細部をリアルに思い浮かべる。
気が向いたらやるのではなく、毎朝起きた直前と毎晩寝る前に、必ず試合をビジュアライズする。
試合の日だけ特別なことをやるのではなく、毎日同じことをするから、試合でも自然と最高の成績を出すことができたのです。
彼の習慣は、成功者によく見られる「キーストン習慣」に合致しています。
キーストン習慣には、
1. 小さな達成感があること
2. ほかの習慣の「基礎」になること
3. 人生全体にポジティブな影響があること
の3つの特徴があります。
小さな達成感は、ルーティンをこなすことで得られます。
イチロー選手は試合後にグラブを磨く⇒帰宅⇒マシントレーニング⇒夕食⇒マシントレーニング⇒マッサージ⇒同じ時間に就寝起床⇒同じ朝ご飯を食べるというルーティンがあり、試合中はベンチを出てからから17個とも言われるルーティンで打席に立ちます。
ラグビーの五郎丸選手はキックをする前に行うお祈りポーズ、体操の内村選手なら跳馬の前に両手を前に伸ばす、アイススケートの羽生選手も演技を始める前にまるで十字を切るなど、それぞれのルーティンがあります。
日本人だけでなく、世界の短距離王ウサイン・ボルトがスタート前にやる弓を引くようなポーズも、小さな達成感を得るためのルーティンと言えるでしょう。
皆様やお子様も、何か自分なりのルーティン=習慣を意識してみてはいかがですか?
特別なことでなくてもいいでのです。
それこそ、毎朝同じ時間に起きる、毎朝3分間歯を磨く、帰ってきたら手洗い・うがいをする、など。
人生全体にポジティブな影響を与えられる(上の例で言えば健康面でポジティブな影響を与えられます)ような何気ない習慣を身につけ、継続していきましょう!
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