平昌オリンピックが開催中です。
この大会の序盤で印象的なメダル獲得がありました。
スキージャンプの高梨沙羅選手とスピードスケートの高木美帆選手です。
高梨選手は前回ソチオリンピックの前年から、ワールドカップ大会(W杯)の表彰台を席巻。
女子のジャンプ競技はソチオリンピックから新採用されたため、記念すべき初代女王の大本命として、日本中から金メダルを期待されていました。
しかし、結果はまさかの4位…。
金メダルどころか表彰台に上ることすらできませんでした。
彼女が飛ぶ時だけ何故か追い風(ジャンプには不利)が吹いていたという状況にも関わらず、言い訳をせずに4年後を目指します。
そして迎えた平昌オリンピック。
昨シーズンまでの強さが見られず、今シーズンはW杯での優勝がない苦しい状況だったものの、見事に銅メダルを獲得しました。
そして、高木美帆選手。
彼女は2010年のバンクーバーオリンピックに、史上最年少の15歳で出場しました。
その大会では、1000メートル35位・1500メートル23位と惨敗。
時期は異なるものの、高梨選手同様に4年後を目指すことになります。
しかしながら、彼女は2014年ソチ五輪の代表から落選…。
彼女のキャリアがそこで終わっていれば、15歳に選手としてのピークを迎えた早熟の競技者として記録に残るだけでしたでしょう。
しかし、8年の月日を経て帰ってきた彼女は、自らの力で銀メダルと銅メダルを獲得する快挙をやってのけました。
二人に共通していたのはなんでしょうか?
才能・環境 …… いずれも正しいのでしょうが、短期間で冷静に結果を受け入れ、未来に向けて過去の分析から逃げなかったからだと思います。
更には、良いコーチに師事すると同時に、ハイパフォーマーとして必要な習慣を身につけた(磨きをかけた)ことも大切でしょう。
そして何よりも、諦めずに自分を信じて努力し続けたからだという点については、異論ないはずです。
受験シーズンに開催されている平昌オリンピックで見せてくれた復活劇だからこそ、満足いく結果を得られなかった受験生やそのご家族には、彼女たちの姿勢を胸に刻んでいただきたいと願ってやみません。
そして、新たな一歩を踏み出そう(あるいは踏み出せない)という時には、ブレイキングコーチとして私もお手伝いさせていただきます。
※本稿アップ後に高木選手は金メダルも獲得しました!
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