前回の記事で高梨沙羅さんと高木美帆さんの復活劇を讃えました。
が、記事の翌日に高木選手は金メダルも獲得しました。
おめでとうございます!
金メダルと言えばこの方にも触れておかなければならないでしょう。
羽生結弦選手…ではなく、小平奈緒選手!
実は小平選手も高木選手同様、中学生時代にスポットライトを浴びています。
(もちろん、スピードスケート界では小学生時代から注目の的だったようです。)
2001年14歳の中学2年生で全日本ジュニアにおける史上初の中学生王者になりました。
その後、インハイやインカレで活躍して、2010年のバンクーバーでオリンピック初出場します。
この時は、浅田真央・上村愛子などの女性選手が期待されていましたが、スピードスケートの女性選手では38歳の岡崎朋美選手と15歳の高木美帆選手がダントツの注目株でした。
この大会で小平選手は、パシュートで銀メダルを獲得するものの、1000m・1500mでいずれも5位、500mではなんと12位で入賞さえできませんでした。
(ちなみに500mの金メダルは李相花選手)
その当時の新聞記事で小平選手関連で容易に検索できるコメントは、パシュート銀メダルを獲得しての
「ゴールした瞬間は悔しいと思ったけれど、自分たちの力を出し切れたと思うと、満足感とメダルのうれしさがこみ上げてきた」
というものぐらいです。
銀メダルを獲得したパシュートでも、補欠だった高木選手のコメントの方が小平選手より広く大きく取り上げられていたほどですから、個人競技では本人の感想がほとんど確認できないくらいの結果でした。
次のオリンピック会場はソチ。
メダルの期待をされながら、1000mでは前回より順位を落として13位、逆に500mでは5位に入賞します。
(ちなみに500m金メダルは李相花選手で二連覇)
レース後には以下のようなコメントしています。
「五輪前に橋本聖子さんに『誰かに学ぶのじゃなくて、自分で学ぶことが大事』と言われていて、それと『大きな緊張感やプレッシャーは普通の人では体験できないことだから幸せだと思って試合に臨みなさい』と言われていたので、緊張感もすごく幸せだなと思いました。
この会場で大好きなスケートを夢中になって滑れるということがすごく気持ち良かったです。
前回はメダルに絡める意識がなくて、今回はもしかしたらメダルに絡めるかもしれないというところで、メダルに絡めるということは、すごく大きなプレッシャーもかかるし、緊張感も大きくなる。それを幸せに感じました。聖子さんの言葉はその通りだなと思いました。」
「初めてスケートだけに集中できる4年間を送った(注:前回バンクーバーの際は前年の2009年まで信州大学の学生で勉強もしなければなりませんでした)ので、それなりにスケートに懸ける思いも強かったですし、やっぱり支えてもらっているありがたさを感じてきた4年間でした。」
先輩や周囲に感謝しつつ、
「世界が急激に進歩しているというのは間違いないので、日本にとどまっていては駄目だなと思いました。
(今後は海外に行く?)もしチャンスがあれば行ってみたいです。」
即座に未来へ向けて何をすべきか述べていることに注目です。
受験結果でモヤモヤの残る方の参考になるのではないでしょうか?
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