成功する習慣 = キーストン習慣。
その3つの習慣は
1. 小さな達成感があること
2. ほかの習慣の「基礎」になること
3. 人生全体にポジティブな影響があること
です。
前回に引き続き、マイケル・フェルプスが成功する習慣 =キーストン習慣をどのように活かしたかみていきます。
2. ほかの習慣の「基礎」になること
キーストン習慣の2つ目の特徴は、ほかの習慣の基礎になることです。
フェルプスが10代の頃、水泳の練習が終わるとコーチは「夜寝る前と朝起きた後にビデオテープを見るように」と言いました。
それは本物のビデオテープではなく、イメージトレーニングのことでした。
毎朝毎晩、フェルプスはジャンプ台からプールに飛び込んで完ぺきに泳ぐ状態をスローモーションで想像しました。
手で水をかく瞬間、プール内面の壁、ターンからフィニッシュまで。
体はベッドの上にあっても、実際は泳いでいるような感覚がありました。
水面から顔を出したときに口を伝う水や、レース後に水泳帽を取ったときの様子など…。
ベッドの上で目を閉じて、細かい部分まで正確に、まぶたの裏に焼き付けるように何度も繰り返し繰り返し想像しました。
本番のスピードで泳ぐ練習のとき、コーチは「ビデオテープを思い出せ!」と叫びました。
彼は頭の中ではすでに何千回も同じ泳ぎをしていたので、実際の泳ぎにも効果が出ていました。
こうして、彼のスピードはどんどん速くなっていきました。
最終的には、コーチが本番前に「ビデオテープを忘れるな」と言うだけで成果を出せるようになりました。
毎朝毎晩のイメージトレーニングというキーストン習慣によって、フェルプスは本番のレースでも冷静に泳げるようになりました。
この場合、イメージトレーニングという習慣が基礎となり、冷静になることそのものが習慣化されました。
ここで大切なのは、フェルプスがただ単に同じイメージトレーニングを繰り返していたわけではないということです。
彼は様々な状況を想定し、それにどのように対応するかをシミュレーションしながらイメージトレーニングを繰り返していたのです。
これがどのように活かされたのか?
次回投稿をお待ちください。
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