春眠 暁を覚えず

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春眠不覚暁(しゅんみんあかつきをおぼえず)
處處聞啼鳥(しょしょていちょうをきく)
夜来風雨聲(やらいふううのこえ)
花落知多少(はなおつることしんぬたしょうぞ)※はなおつることしるたしょう など読み方多数

 

春分から約1ヶ月が経ち、春真っ盛りのこの頃です。

冒頭で紹介した孟浩然の漢詩は、その解釈が幾つかあるものの、一般的に春の朝の心地よさで寝坊をしてしまう(なかなか起きられない)様子を表しています。

季節もさることながら日本では新年度の始まりで生活が変化する方も多く、気づかぬストレスなどからくる体の負担で朝が辛い場合もあるでしょう。

朝に気持のいい目覚めを迎えるためには、睡眠の量と質が大切になります。

睡眠の量と質については半年前のブログでも4つ(起床を含めると5つ)ほど記事にしましたが、これから数回にわたって新たな情報を紹介いたします。

 

まずは、体の左側を下にした「左向き」の睡眠です。

医学誌『ジャーナル・オブ・クリニカル・ガストロエンテロロジー』に最近掲載された論文によると、質の良い睡眠を取るためには体の向きが重要なのだそうです。

 

1. リンパの流れを促進する

リンパ管の分布は左右対称ではなく、主に体の左側が優位になっています。

左を下にして寝ることで、胸管やリンパ節を介して、体の毒素や老廃物、病原体などを効率よく処理(ろ過)することができます。

つまり左向き睡眠はリンパ系の機能を促進し、体内の老廃物を取り除く機能を向上させるのです。

 

2. 心臓の負担を軽減する

左側を下にして寝ると、重力に従がって心臓への血行、心臓からの血行がよくなります。

それは、ほとんどの人の心臓は体の左側に位置しており、心臓から腹部へと繋がる大動脈(全身へ送られる血液循環の大もと)も左側へとカーブを描きながら曲がっているからです。

血液が送り出されやすくなることで、心臓への負担が軽減され、稼働効率も良くなるのです。

 

3. 消化機能の促進

左側を下にして寝ること、消化系の臓器、胃やすい臓への負担を軽減し、消化作用が促進されます。

また、胸やけの原因となる胃酸の食道への逆流を抑制することもできます。

さらに、重力によって大腸から結腸に便が移動しやすくなるため、目覚めた時に排便も自然と促されるでしょう。

 

4. 身体構造上の特性

胃と膵臓は体の左側に位置しています。

右側を下に横になると膵臓に胃がもたれかかり、その機能を妨げてしまいます。

胃液の流れを正常に保ち、膵臓酵素の分泌と食べ物の緩やか消化を促すのは、左向き睡眠です。

 

5. 脾臓の負担を軽減

左向きによりいい影響を受けるのが脾(ひ)臓です。

正常な消化機能、リンパ機能を守っている臓器で、体の左側にあるため、心臓同様、重力に逆らわない向きが最適なのです。

 

睡眠時の姿勢は、あなたの健康に影響を与えるということを覚えておきましょう。

これからは、右向きではなく左向きです。

ぜひ試してみてください!

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