人の呪い、でもそれは祝福でもある (再1)

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前回の記事からなんと1年5ヶ月が経過しました。

この間に皆さんは様々な変化があったことでしょう。

私も生活拠点の移転など、非常に大きな変化が多々ありました。

 

それら変化の中でも、衝撃的なのは「兄貴分と弟分の死」です…。

他人の死は突然なので、自分で決めた変化とは衝撃度が比較になりません。

 

兄貴分は2019年4月に亡くなりました。

付き合いは小学校に入学した時からですから40年以上になりますが、兄貴分と呼べるほどの付き合いをさせていただいたのは10年に満たないかもしれません。

ただ、その間で実に貴重な教えをいただきました。

 

体格に恵まれスポーツ万能、しかも読書家でおススメと渡してくださった本は数知れず。

性格は明朗快活でリーダーシップがある親分肌、豪放磊落に見えながら細かい気遣いや心配りに長けている。

行動力があり物怖じしないので、老若男女に慕われる。

 

こんな素晴らしい兄貴でした。

 

喪失感は非常に大きく、私はもとより周囲の方々の落胆は凄まじいものでした。

ただ、ご自身で死期を悟っており、葬儀や相続など亡くなられた場合の段取りを全てしていたことに、皆が感嘆もしていました。

 

私は残念ながら通夜・葬式に参列できず、中国でご冥福をお祈りしたのですが、過去の似たような体験を思い出しました。

2016年冬に憧れの先輩が亡くなられ、やはり葬儀に参列できず、遠い空の下で心に刺さるアニメを見たことを。

以下にその際のブログを転用します。

 

↓↓↓ ここから ↓↓↓

あらすじなんか知らずに選んだのですが、死んだ人に会うことがテーマの一つになっているアニメ映画でした。

今この心境の時にこういうテーマの映画か…と思いながら観ていくと最後に涙腺崩壊。

 

登場人物A「“喪失を抱えてなお生きろ”という声が聞こえた。 お前にも聞こえたはずだ。 それが人に与えられた呪いだ。」

登場人物B「……。」

登場人物C「でも、きっとそれは祝福でもあるんだと思う。」

↑↑↑ ここまで ↑↑↑

 

このアニメは、「君の名は。」で有名な新海誠監督の作品です。

見る人によって感じ方は様々なアニメだと思いますが、私の心に刺さるのは依然と同様に上の場面です。

特にこのセリフは忘れられません。

 

“喪失を抱えてなお生きろ”

 

兄貴、あなたの喪失はとてつもなく大きいですが、私は懸命に生きていきます!

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