揺らがず・囚われずの心の状態を心理学ではフロー状態と呼んでいます。
それは日本人的に分かりやすく言えば機嫌がよいこと、要するに上機嫌であることです。
上機嫌は何ものにも代えがたい素晴らしい状態です。
上機嫌は自分自身のパフォーマンス向上にもいろいろ役立つでしょう。
例えば、不機嫌よりも上機嫌の方が、仕事が早く済むとか、集中が持続するとか、アイディアが出るとか、ミスが減るとか、よく眠れるとか、などなど。
(逆に不機嫌だと、判断力や決断力やアイディアは鈍る、行動力や実行力やチャレンジも下がる、病気のリスクが格段に上がる、コミュニケーションの質もレベルが落ちる、学習効率も悪くなるなど、自分の能力が著しく下がることは前回の記事で紹介した通りです。)
もちろん、誰でも上機嫌の方がいいに決まっています。
ところが、そんな大事な自分自身の機嫌を人はいとも簡単に外界の環境や出来事や他人によって手放してしまいます。
自分自身の機嫌をもっと大切にしましょう。
上機嫌でいることの価値をもっともっと考え、自分の機嫌を簡単に手放す人生を終わりにしませんか。
自分の機嫌を大事にする生き方は、自己中心的に生きるということではありません。
自分の機嫌を大事にすると自分勝手なのではないかと思われそうで、自分の機嫌よりも相手の機嫌を優先してしまっている人がいます。
しかし、上機嫌のあなたの方が不機嫌なあなたよりもまわりの人にやさしくなるはずです、どんな人でも!
そう、自分の機嫌を大事にできる人は実はもっとも人のためになる生き方を実践している人なのです。
(不機嫌な人は不機嫌を引きずって、今目の前にいる人の二度とない今この瞬間の質を下げてしまいます。)
自分の機嫌を大事にする生き方を“自分のためだけでなく人のためにも”躊躇せずに選択していきましょう。
そう自分が決めればいいのですから…。
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